お知らせ

2021.09.17

トランシーバーとインカムに関するご案内

カテゴリー:

KRS講習で使用する特定小電力トランシーバー(以下トランシーバー)とお持ちのインカムについて案内致します。

★現在、受講時皆様にお貸しするトランシーバーはケンウッド社とアイコム社、アルインコ社の3種類です。

★ご自分の430Mhzアマチュア無線機とインカムをペアリングして受講も可能。下記に説明します。

★下記の説明ですべてを理解してご自身で設定出来る方。

 アマチュア無線と特小無線機、電子機器のある程度の知識と技術があって下記説明がすべて理解出来る方しか上手くいきません

 知識と技術に自信がない方は中川にご相談下さい。

【Bluetoothトランスミッターとインカムで講習を聞く】

通常、講習時お貸しするトランシーバー付属のイヤホンでお聞き戴いていますが、イヤホンだと耳から外れたり、ヘルメットで押さえられて耳が痛くなったりすることもあります。

そこでBluetooth トランスミッターを経由してご自分のインカムに繋げると、快適に柏校長の声を聞くことができます。

★トランスミッターとご自分のインカムとの接続はご自身の取扱説明書を御覧下さい。トランスミッターとインカムとの相性もあって上手くペアリング出来ないケースがあります。

現在一般的なインカムが対応するBluetoothプロファイルは、
HFP(Hands-Free Profile)、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)の2種類があります。
HFPはモノラル音声で主に電話音声のペアリング等に使用されます。
A2DPはステレオ音声で音楽の伝送等に使用されます。
HFPとA2DPの各プロファイルでそれぞれ何台の機器と同時に接続可能かは、インカムの機種によって異なってきますので、自分のインカムの仕様について確認しておく必要があります。

トランスミッター⇔インカムの接続は、通常A2DPで行われます。

インカム「機器との接続」に関する取説をご理解され、そのペアリングが出来ることが前提です。

★トランスミッターをTX(送信)とし、ケーブルを音声入力に、KRSでお貸しするトランシーバー、またはご自分の430トランシーバーのイヤホン音声出力につなげます。

つまりトランスミッターとトランシーバーを有線でつなぐことです。

 KRS特小トランシーバとトランスミッターを有線で繋ぐ時、ケンウッドとアイコム/アルインコでは変換プラグが異なります。

★ケンウッド製トランシーバーの場合は、3.5mmステレオ→2.5mmモノラル変換プラグが必要になります。

オーディオ変換ケーブル(3.5mmステレオ → 2.5mmモノラル)0.15m L型

https://www.amazon.co.jp/…/B…/ref=oh_aui_detailpage_o08_s00…

★トランシーバー音声出力側にステレオ→モノラル変換アダプターを接続するとインカム両方のスピーカーから音声が聞こえます。

ステレオジャックでトランシーバー音声出力に接続すると片方だけ(一般的には左側だけ)音声が聞こえます。

★ICOM社アルインコ社のトランシーバーの場合は、防水仕様のマイク&イヤフォン一体型(1P用防水ねじ込み式プラグ)の為、通常の接続コードは使用出来ません。

よって「1P用防水ねじ込み式プラグ」(写真参照)をご用意下さい。

 

【ご自分のインカムとKRSトランシーバーをコードで繋ぐ

例えばSENA社のSMH10ですと既に音声入力端子があって、そこに付属コードを接続し反対側に3.5mmステレオ→2.5mmモノラル変換プラグでKRS特小トランシーバーのイアフォン端子に接続すれば、Bluetooth トランスミッターを経由せずに直接音声をインカムのスピーカーで聴くことが出来ます。

 

【ご自分の特定小電力トランシーバーで講習を聞く】

特小の周波数は主に業務用チャンネル(ビジネスのB またはCOM)とレジャー用チャンネル(レジャーのR またはREG)があり、KRSで使用しているのはB5です。

ご自分のトランシーバーをB5に合わせて下さい。

もし、それで聞こえない場合は、グループ登録の25番 つまりB5-25 に設定下さい。

 

 

【ご自分のアマチュア無線機で講習を聞く】

430MHzアマチュア無線をお持ちでしたらKRS講習無線を受信することが可能の場合があります。

受信周波数に合わせる受信改造は自己責任で行って下さい。

アマチュア無線機での受信は問題ありませんが、送信は電波法により不可です。

受信周波数:422.10MHz

また現在は無線機にBluetoothが既に組み込まれている物があります。

その場合はトランスミッターを経由せずに無線機とインカムを接続すれば良いので無線機の受信周波数設定だけで済みます。

この記事をご案内する私は、第一級アマチュア無線技士資格/無線従事者免許証所得者であり第三級海上無線通信士です。

アマチュア無線局免許状も移動局と固定局の2つ開局しています。

当案内に関するご意見ご質問は、KRS中川明弘まで

E-Mail :krs246@kashiwars.com

 

【ご自分のインカムで講習を聞く】(2021年9月現在、柏校長のPACKTALK BOLDはマイク関係に不具合があり使用を中止しています)

柏校長が使用しているインカムは cardo社のPACKTALK BOLD です。

PACKTALK BOLD JBL

これはDMC®(DYNAMIC Mesh Communication)というシステムで、最高8kmの範囲で15人までのライダーと接続できるインカムです。

あなたのインカムがcardo PACKTALK BOLD、もしくはMechシステムのインカムであれば、もうトランシーバー不要。

直接柏校長のインカムと繋がって快適に講習を受講出来ます。

尚、Bluetoothによる他社インカム接続はお断りしています。

 

【インターネット経由で講習を聞く】

まだ構想段階ですが、ご自分のインカムとスマホがペアリングしてあり、且つLINEをしている方でしたら、事前にKRS事務局のLINE登録を済ませ、受講をLINE電話で聴く方式も考えています。

現在実験模索しましたが、この方式は理由があり現在中止しております

皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

文/第一級アマチュア無線技士 中川明弘