柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋

  • ひとりごと…

小さな時の体験が、その後を決める。

今まで65台以上のバイクをアレコレと乗り換えてきたが、どちらかというとカチッとした乗り味よりも、ホンワカしたサスペンションの乗り心地が私は好きだ。13万キロ近く乗った250ccのホンダ・フュージョンが柔らかな乗り心地で今でも大好き。前後タイヤの接地感という意味ではかなり希薄だったけど、それでも超ロングなホイールベースと相まって他では絶対に味わうことのできない乗車フィールだった。

柔らかな乗り心地でフュージョンに劣らずしなやかな前後サスで私を魅了してくれたのがトライアンフ・タイガー955iだった。3気筒エンジンのサウンドと独特の素晴らしい旋回力は今でも最高に好み。

そして最新型のタイガー・エクスプローラーだ。これには電子制御式のサスペンションが装備されていて、乗り味をもっともソフトな位置にセットすればしなやかな動きのサスフィールがとことん楽しめる。しかも、単純にホワホワと柔らかいだけではなく、ボトムするほど強い衝撃を受けるような路面では確実に踏ん張ってくれ、しかもカーブではしっかりと路面を捉えて旋回してくれる。ビシッとした乗り味だからこそいざという時の安心・安全が確保される。

私は数あるバイク遍歴の中で柔らかなサスペンションの車両が、なぜ好きなのかよくよく考えたら、それは幼稚園の頃の父のクルマがホワホワの乗り心地だったからだ、とつい最近気がついた。

多く総理大臣を輩出してきた山口県は昔から道路の舗装率が高かったようだが、それでもこのクルマが走った1950年代は水たまりが多い凸凹道ばかりだったらしい。私が母のお腹にいた頃からホンワリしたこのクルマの乗り心地にずいぶん助けられたらしい。

そんなDNAがあるためか、今でもホンワリした乗り心地のクルマやバイクが好きだ。

小さな時にちゃんとしたことを教わると、モノゴトがちゃんとわかる大人になる、という理屈。
交通問題は特に間違いのないことだろう。
幼稚園の送迎バスはほぼ100%の確率でシートベルトが装備されていない。装備と実施についていろいろと検討されたが、小さな時からちゃんと無意識のうちにシートベルト着用の習慣が何よりも大事なことだと思う。子供は日本のかけがえのない宝なのだから。_w7a2152e7a780e6a8b9e5b9bce7a89ae59c92