柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋
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ひとりごと…
レッスンのあり方
あー、あれは春の夜だった。
自動車ジャーナリストの友人が、「スマイルオン!鴨居イブニングレッスン」を受けてくれた。KRSが月に1回ほど横浜の鴨居自動車学校で開催しているバイクの講習だ。
ビギナーのための安全安心な基礎練習だけでも、彼は終始「楽しい!」を連発してくれた。主催している自分としてはいたく嬉しかった。
現代のクルマがますます高知能化・高性能化していく中で、乗ってもらった私のセロー250にはABSはもちろん、トラクションコントロールなどハイテクなるものは一切装備されていない。軽い車体だけに余計な力を入れたらむしろフラフラ。ハンドルグリップを握る手を少し浮かせ、上半身をまるでコンニャクのように柔らかくしてちょうど良い。
クラッチを繋ぐ時、スロットルを開ける時、ブレーキを掛ける時、曲がる時、止まる時。笑顔のまま、ゆっくり走るレッスンだから、その一瞬一瞬がまるで超スローモーションの画像のように運転のために欠かせない貴重なデータとして脳へ刻まれて行く。
走った距離の分だけ、蓄積されたデータが今度はクルマや自転車の運転あるいは歩行者としてベストな位置やタイミングを自由に選べるスキルとして機能して行く。
優れた乗りもの、優れる運転とは何かを知りつつ、飛ばさないでも、無理しないでも確実に交通環境適応術として、しっかりと楽しく身に付いて行く。
そんな狙いを持ってこのレッスンを開催している。人はバイク以外にクルマのハンドルを握り、自転車にも乗り、時に歩行者にもなる。道路の上で、そして道路以外でも具体的にすぐに使えるノウハウの提供こそ火急の課題なのだ。
レッスン後の彼の笑顔がすべてだった。少しでも私の願いと狙いが彼に伝わったと思うと嬉しい。
PS:写真は日吉透修さん
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