柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋

  • ひとりごと…

ハイテクもいいけど、こんな安全対策もオススメ。

ちなみにこの写真は、ハイエースのボディサイド下部に貼り付けた黒色の反射材を撮ったもの。ボディカラーが銀なので「ふーん」という感じかもしれませんが、もしもこのクルマが黒い車体色で反射材を貼っていないと、かなり見えないのではないかと思います。

皆さんが歩行中あるいは机の上でこの写真は「見える」でしょうが、速度が出ているバイクやクルマからは「見えにくい」ないし「見えない」状態になります。しかも雨になると窓ガラス越しやヘルメットのシールド越しでは「まったく見えない状態になるのは必至。つまり、状況により激突する可能性が高くなる訳です。

クルマは本来、側面からでもしっかりと見えるようなサイドランプが北米車あるいは北米仕様車のように義務づけられるべきです。日本ではこのあたりがまったく整備されていない。最新のメルセデスやBMWなどはかなり後部がラウンドしたテールランプ形状になって、サイドからの被視認性が高くなっています。

ちなみに黒の反射材でも光が当たると、このように白色に見えます。また、この反射材は反射効率が低いタイプですけれど、この10倍のタイプだと、かなり強烈に光って見えます。ただし、高効率な黒色反射材は私の知る限りでは存在しないようです。

要は貼っていることが目立たない色や場所を選択し貼り付ける。あるいは素敵なデザインにカットして個性を打ち出す。

国土交通省がやっているASVでは、各社から反射材を貼り付けたクルマが登場しますが、何十年経過してもそんなクルマは市販車として登場しません。カッコ悪くないデザインであればいいわけなんですが・・・。もちろん耐候性を意識しすぎて、商品化しないという理由もあるのかもしれませんが、実際に私はバイクに10年間使って、極端に性能低下していません。

ぶつからないクルマを作るのもいいけど、歩行中の人(普通は歩行者がライトを持っていないけれど他の車両の光で反射するという意味です)、自転車の人、バイクの人でもクルマの側面にぶつかりたくないですよね。

ぶつけられない、ぶつけられにくいクルマやバイクという視点、しかもローコストで誰でもできることのひとつとして反射材をこんな風に有効利用するのはいかがでしょうかe3838fe382a4e382a8e383bce382b9e58f8de5b084e69d90