柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋
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ひとりごと…
I love 世界の道!
あと2週間足らずで1月。正月といえばダカールラリーを私はいつもイメージしてしまいます。この写真は南米大陸で南北約5000キロに及ぶアンデス山脈を縦横に走るインカ帝国時代に作られた「インカの道」。1988年にインカラリーで走った時のもので、もちろんすべてダート。標高4000メートルを越えるところからのワンショットです。2年後の1990年の南米ラリー(3週間1万5千キロ)ではさらに5000メートルを越える経験をしましたが、コンペンセーターという高地補正が自動でできる特殊なキャブ(スイス仕様のテネレ600に使われたもの)のセッティングがぴったりだったので2回目のインカの道ではかなりラクに走ることが出来ました。でも、バイクより肝心の私が死ぬほど辛い酸欠を1度経験しました。そうそう、一緒に走った友人がコーラ(炭酸飲料)を飲んでから一気に山を駆け上がって悶絶・七転八倒の暗夜高路?高山病と同様に危険ですので、良い子は絶対にやらないようにね。で、年明けのダカールラリーのルートはアルゼンチンとチリだけではなく新たにペルーが加わったようですが、ここまでの高地には行かないかな、と勝手に思っています。そのまま崖下に転がり落ちるのでは?というぐらい路面が崖側に傾いた断崖絶壁のすぐ脇を走ることがあり、大型で車幅があるカミオンではあまりにも危険度が高いからです。ダカールラリーというと砂漠のイメージが圧倒的に強いのですが、南米開催になってからはクネクネの山の中を走る率が高まったのではないかと推測しています。神々しいアンデス山脈の山頂は雪に覆われた純白、そして限りなく黒に近いコバルトブルーの空と、風の音だけが聞こえてくる静寂の世界で、それはそれは例えようのないコントラストで見るものを圧倒します。そんな山の中をトコトコ走りながら砂漠(アタカマ砂漠など砂の質がアフリカとまた異なります)と山岳路比率を確認中、なんて初夢を見たいなあ。フォルクローレと美味しい料理と飛びきりハードなダート走行。うーん、ヨダレが出てきて年賀状が書けない!
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