柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋
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ひとりごと…
埼玉県とホンダの次世代パーソナルモビリティの社会実験の次のお話し
ホンダが埼玉県との共同で次世代パーソナルモビリティの実証実験計画を発表した。将来の低炭素モビリティ社会実現に向けた効果検証を「さいたま市」「熊谷市」「秩父市」で行うというもの。乗り物はEV、プラグインハイブリッド車、電動二輪車EV-neo、電動カート「モンパルML200」などの電動車両を用いての実用性・利便性の検証、さらには太陽光発電など再生可能エネルギー活用の効果検証、そして情報通信技術の活用による使い勝手や利便性の検証というもの。この12月15日からすでに北米カリフォルニア州トーランス市で実証実験を開始しているというが、国内でもほぼ時を同じくして実際に埼玉県と取り組むという積極的姿勢をみせたことは実に素晴らしいと思う。
ニッサンと三菱はEV車販売を始めたこともあって、充電サポート体制についてお互いの販売店レベルでの連繋充実を促進することになっているが、これがこのたびの埼玉県とホンダの実証実験の中に絡まればいいのに、と思った。家庭外での充電インフラについて埼玉県が全国に先行して充実させれば、EVのクルマやバイクの普及率は一気に高まるのではないか。世の中、電動自動車や電動バイクへの不安は「電池切れで走れなくなる」という不安だけ。充電システムさえ充実すれば、世の中は動くのではないか。もちろん現実的にはホンダ製EV車は現在のところ販売されていないのでこれはありえないのはわかっている。でも、たとえばホンダと埼玉県が負担するコストを国が肩代わりすれば、個別の自動車メーカーの損得の話ではなくなる。本来これは各自動車メーカーといった民間ではなく、国が率先してやるべきことではないか。国がそこまで力を入れていることを国民が実感すれば、もっと効果的な次世代へとシフトできると思うからだ。モタモタしていると他国にどんどん置いて行かれてしまう現状を実は国がイチバンわかっていないとさえ思う。2輪のEVにしても、家庭や勤務先だけではなくバイクの販売店で充電できるようになる日も近いだろう。すでに一部では充電コストをガソリンスタンドの会社が持ち出しで試験的にやっているところさえある。しかし、さらに大切なことは自動車のディーラーに行っても2輪EVの充電ができ、高速道路のSAやPでも4輪・2輪の区別がなく充電できるシステムが早く訪れると良いのにと思う。そして、2輪4輪の隔てがなく、どこでも自由に充電できることで新たなビジネスチャンスが生まれるのは間違いなしと思うのだ。2輪用と4輪用の差し込みプラグの形状などについての整合性の他、充電に要する時間の短縮などは技術的に克服すべき要件のひとつだが、充電完了まで待たなければならないユーザーは読書や映画鑑賞やショッピングなど時間を有効利用できるなら良いともいえるわけだ。否、急いで充電することではなく、充電時間を有効利用する価値観のシフトも視野に入れるべき時代がもう訪れている。ホンダのEVバイクがトヨタのディーラーで充電している最中に、「はい、トヨタ・パブリカ800レトロ風電動車お買い上げ有難うございます」となってもいいし、ニッサンの電動車リーフに乗るユーザーがヤマハのバイクショップに行って充電している最中に「電動モトクロッサーお買い上げ!」となる日がくるかもしれない。イトー◎ーカドーで1万円以上お買い上げの場合、充電器無料使用可能とかのサービスがあってもいい。電動になると「クルマ屋さん」「バイク屋さん」「ガソリンスタンド」などという区分けは意味がなくなる。白物家電以上に「動く電気製品」は未来へのワクワク感が大きい。少なくとも私はそんなイメージで広がって欲しいと思っている。
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