柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋
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ひとりごと…
スポルテックM5インタラクトに感激!
メッツラーの新作「スポルテックM5インタラクト」をサーキットと公道でテストした。70年代からメッツラーファンだった私だがM1,M3、ほかのメッツラー製にいろいろ乗ってきたがM5は特にインパクトが大きい。直進安定性、乗り心地、フルブレーキング時のタイヤのつぶれ感、軽すぎない操縦性。深いバンク走行時のラインの自由度。ウエット時の高接地感、耐久性も高いなど総合バランスの高さを強く実感した。メインでテストしたのはトライアンフ・デイトナ675だったが、単気筒モデル、4気筒スーパースポーツ、Vツイン系など、どの機種のテストでも相性が良かった。誰にも取っつきやすいキャラクターだ。その背景にあるのは無類の安心感だ。もともとメッツラーはこの安心感があってこその作り込みが伝統になっている。2009年にメッツラーは継ぎ目なく特性の異なるコンパウンドを配置するNMCことノンステップ・ミクスチュア・コンパウンド技術と、タイヤ剛性を無段階に制御できるMMWことメッツラー・マルチ・ワインディング技術を発表したが、今回はこの技術にトッピングする形でDSM(ディファレント・ステージ・ミキシング)を開発。これまでは材料すべてを同時に混ぜ合わせることしかできず、それぞれの長所が大きく引き出せなかったのだが、DSMでは個々の材料に最適な時間(タイミング)で段階的に材料を混ぜ合わせた。たとえばシリカは3分、カーボンブラックは6分の段階で、というもの。高温路面温度に非常に効果的なレジンの配合、ウエット性を高めるシリカの含有率55%(M3は30%)などもこの技術があればこそ。高い排水能力のグルーブデザインも含めて、これからのオンロード用スポーツタイヤのベンチマークになりそうな優れものだ。
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