柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋
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ひとりごと…
新作DVD3の撮影に向けて:僕が鳴らせるのはバイクという楽器!
ライテクDVD「ビッグマシンを自在に操る」の1と2がコンスタントな人気を保っているのはとても嬉しい。そして次の第3弾DVD3の撮影を台風一過の信州で始める。DVD1と2では趣味や仕事でいろんなバイクに乗って日本や世界を走り、いろんな失敗も踏まえた内容を盛りだくさん伝えようと熱い気持ちで頑張った。
けれどDVD3では心も体もお話の仕方も、もう少し力を抜いてトライしてみようと思う。もっと自然体の自分を見てもらった方が、皆さんの安全と楽しいライディングに役立てていただけると考えたからだ。
ん?だとすると凄く怖い?
だって放っておくと延々としゃべり続けるんだもの。アカペラの演歌まで入っていると、当然のようにカットされますので大丈夫です、はい。
ともあれ、撮影の段取りも今までの1と2を踏襲しない。どちらかというとアドリブ型に近い形になると思う。音楽で言えばソナタ形式という典型的形式展開もあるけれど第3弾ともなると、やはりアドリブをきっちり取り入れたものをそろそろやってみたいからだ。たとえばジャズの世界でいうアドリブは、実は簡単そうで、なかなかどうして、できそうでできるものではないだろう。完成された基礎形を瞬時にどんな時でもできる技術力が不可欠だし、その上でその人と成りの人生観・キャラクターをほどよくアドリブという形で取り入れる。そしてアドリブ後にコンボ(少人数)でもビッグバンドでも他のプレイヤーとうまく合流しなければならない。つまり、ここは撮影スタッフと乗りに乗りまくって、できるか、という点。大前提は、このDVD3を見てくれる人、そして見て考え、実際にトライする人のために、相応の価値を感じ取り、バイクの醍醐味を共感できればと思う。いうなればバイクという素晴らしい楽器を使って自分らしさをより表現し、見る人にその音(走りのエッセンス)を楽しんでいただきたいのだ。安全と楽しさのためになる、モノという世界以外の価値を享受していただく。ただ、アドリブが薄くても濃すぎてもバランスが悪いだろう。こんなことを書いていること自体がすでにプレッシャー状態なのかもしれないなあ。プレッシャーも蕎麦の薬味にするぐらいの姿勢で、撮影の数日間をおおいに楽しもうと思っている。本当はアウトバーンでだんだん少なくなってきた速度無制限エリアでの走行ってどうなの?もっと本音を言うとビッグオフでアフリカの砂漠やインカの山道を駆け抜けるシーンを見ていただきたい。日本の森をゆっくり駆け抜けるトレッキングシーンも最高。というか理屈抜きにオンもオフも旧車も新車も外車も国産もビッグも小型もバイクならどれでも楽しい!
その「楽しい」の手がかりに、DVD3がなれたら嬉しいなあ。
世界の道に通じるDVD3の発売は2010年春。とかなんとか言って撮影日がすべて雨だと、つゆだくの牛丼みたいになったりして。
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