柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋
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ひとりごと…
日本橋三越屋上でのレッスンで思ったこと。
11月19日水曜日に「はじまりのカフェ」(正式にはhajimarino cafe)と称したカルチャースクールの一環として、中高年向けのオートバイスクールを開催しました。会場は日本橋三越本店の屋上と7階催し場。
屋上はその昔、日本全国で見られたようにここも遊園地だったらしいのですが、今回はオートバイを始めようとする大人のための遊園地になった、とも言えます。といっても屋上はタイル張りなので滑ります。いい加減な運転ではツルリンコ。なので、徹底して転ばないための丁寧な運転方法を伝授しました。リターンの方も、初心者もまずはここで発進と停止に欠かせないデリカシーを習得していただきたいぐらい重要なこと。ここで操作の本質を理解してから、普通のアスファルトやコンクリートの路面に入る方が良いのでは、とさえ思いました。
この「滑る」場所だけではなく、すべての道という道、道なき道も含めて、言えること。乱暴な運転などしていない、と思っている方を含めて、継続的に、あるいは定期的に、ちゃんとしたレッスンプロから習っていただきたいのです。飛ばすためのテクニック以前に、飛ばさなくても実は危険な運転になっていることに気が付いて修正できる大事な機会になるのです。常に危機意識を持っていただきながら、いつもリラックスして走りたいのです。それは簡単でもあり、とても難しくもあります。極めれば世界トップクラスのクオリティに近づくことは可能です。異なるのは「速さ」だけ。質という意味、本質では劣らないのです。
オートバイライディングの本質は、速度ではなく、ライディング密度なのだ、ということに気が付いていただければと思っています。
話は変わりますが、初日に受けていただいた女性ライダーは初対面でしたが、驚いたことに30数年前の私の友人の奥様でした。彼とはずっと音信不通だったけれど、柏さんによろしく、との伝言を戴きました。
オートバイを通して知り合うことができて、長い年月が過ぎて、こうして挨拶ができる。些細なことかもしれませんが、私にはすごく大きな喜びでした。
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