柏 秀樹 OFFICIAL BLOG
ヒデキの部屋

  • ひとりごと…

壊れにくい作りを!

久々の投稿です。
スマホに残っている写真を整理していたら、こんなのが出てきました。
ウインカーレンズが割れている状態を撮影したもの。
もちろん撮る以上は意味があります。

よく見るとウインカーレンズだけではなくてウインカーボディ本体も傷がついているし、さらに見ていくとカウルまで割れていますよね。
カワサキバイクだけではなく、他のメーカーでも同じ傾向にあります。

エンジン性能を含めて各部はどんどん改善進化しているのに、
なんで保安部品だけ、こんなことになるの?

バイクってちょっとしたことでタチゴケするのは当たり前だし、低い速度でも転ぶし、峠道などでも転ぶことがある。転倒なんて当たり前。なので簡単にウインカーなど保安部品が壊れてしまうと法律上は道路を走ってはならないのだから、大袈裟に言うと法的にはそのままバイクに乗って家に帰れないというわけ。
ちょっとした転倒で自宅に戻れないバイクは作ってはいけない!というのが持論。

タチゴケ、低速程度での転倒でウインカーは割れない。カウルも割れないのがベスト。
どうすれば解決できるか。簡単です。転倒状態でウインカーが地面に当たりにくい位置に設定すれば良いだけです。近年のビッグオフ系はほぼその傾向で設定されているけど、ロード系はまだまだ。
ウインカーが割れにくいということは写真のようにカウルが割れることも大きく減少するってこと。何度も高い修理代を払っているライダーを知っているけど、手間ひまかかるし、可哀想と思えるほどこの修理頻度が高い人もいる。

ウインカーだけじゃない。ブレーキレバーやクラッチレバーも大曲がりしたり、ポキっと折れて、やはり走行できなくなったり、走行に支障をきたすわけです。ステップ類やチェンジペダル、ブレーキペダルも同じです。これらが鉄製なら折れにくいし、曲がっても修復しやすい。なのでなんとか自宅まで辿り着けるわけです。

ということでバイクは転倒が当たり前。なので大事なものは壊れにくい位置設定や壊れにくい素材優先が大事ってこと。アルミ製は軽量だからとか、鉄より高級だから、という考えもあるだろうけど、無事に走行が続けられる性能が一番大事ってこと。

エンドユーザーの我々がバイクを作るわけじゃないから、こういった問題はすぐに解決しないけど、普段から『?』を感じることが大事と思う。